8 : 下半身の筋力、柔軟性の維持について

最近運動不足だなぁ。でもまだ若いから大丈夫。

40過ぎたらやろう、50すぎたらやろう。


そうやって後回しにしてしまっている人が多いのではないだろうか。

 

差し迫った問題が起こらなければ、未来の出来事に対して危機意識を持たないのは、人間の性であろう。


しかし、こんなデータを目の当たりにするとどうであろうか?下半身の筋力維持の大事さを感じられるだろう。


これは高齢者の介護を受けることになった理由である。(国民生活意識基本調査H25)

脳血管疾患(18.5%)、認知症(15.8%)、衰弱(13%)、骨折・転倒(11%)、関節疾患(10%)など。


骨折・転倒(11%)と関節疾患(10%) を合わせると、実に2割の方が運動障害で介護を受けているのである。その多くがロコモティブシンドロームと呼ばれる状態(骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している)にある。


こういった状態にならないために、若いうちから下半身の筋力アップや、柔軟性の維持に努めなければいけないだろう。


というわけで脚力を高める筋トレについて調べていたのだが、まぁいろんな人がいろんなことを言っている。自重でスクワットだと負荷が軽すぎる、散歩や階段の昇降など日常生活で使うだけでいい、など一体どれが正しいのか?自分に合っているのか判断できない状況にある。


大臀筋大腿四頭筋腸腰筋ハムストリングス

前脛骨筋、腓腹筋など脚の筋肉はたくさんあるが、一体自分はどこが不足していて、どういうトレーニングを、どれくらいしたらよいのかを見える化してもらえれば、危機意識も持てるし、継続する助けにもなるのにな、と思う次第である。


片目瞑って◯秒以上立つことができたら筋力は十分など、簡易的な確認はできるが、筋力計などでしっかりデータを出して貰いたいと私は感じてしまう。


そんなサービス現れてこないかな。。

最後は1人ごとのようになってしまったが

この脚の筋力の見える化は、予防意識を高めることに繋がり、そして、介護の需要を減らすこと、介護の人材不足問題を解決することに繋がっていく気がするのである。


■余談 股関節周りのストレッチ

股関節周りの柔軟性を高めることは非常に大切である。なぜなら多くの日本人が悩んでいる腰痛の多くがは、腰自体にその原因があるわけではなく、股関節周りの筋肉の硬さにあるからである。

骨盤の可動域が狭くなってしまうと、屈伸を行う際、腰椎が本来の稼働範囲を超えて動かねばならず、その結果腰痛として現れるのである。


■気になってること

次回同じテーマで書く際は、姿勢について深く調べてみたい。

ストレッチや筋トレは悪くなったものを再生する試みであるが、そもそも悪くならないようにすることはできないのだろうか。

姿勢が大きな鍵を握っていると思う。